ステップワゴンはガソリン車とハイブリッド車どっちがいい？価格と燃費の違いを解説

ステップワゴンを購入する際、多くの人が「ガソリン車とハイブリッド車どっちがいいのか？」と悩むのではないでしょうか。燃費や価格、維持費の違いなど、選択のポイントはさまざまです。この記事では、ステップワゴン・ガソリン車・基本情報やステップワゴン・ハイブリッド車・基本情報を基に、それぞれの特徴を詳しく解説します。また、ステップワゴン・ハイブリッド車の価格や「ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の維持費は？」といったよくある質問にも答えつつ、選ぶ際に知っておきたい情報をお伝えします。さらに、ステップワゴンのハイブリッドとガソリンの燃費差や、それぞれの欠点についても触れ、あなたに最適な一台を見つけるための手助けをします。

ステップワゴンはガソリン車とハイブリッド車どっちがいい？・基本情報

ステップワゴン・ガソリン車・基本情報

ステップワゴンのガソリン車は、1.5L VTECターボエンジンを搭載しており、力強い走りが特徴です。ターボエンジンの採用により、2.4Lクラスのエンジンに匹敵するパワーを発揮し、日常の街乗りから高速道路での走行まで快適にこなせます。ガソリン車は車両価格が比較的低く、購入時のコストを抑えたい方に向いています。また、ハイブリッドモデルに比べ、エンジンの応答性が高く、加速がスムーズなので、ドライブの楽しさを重視する人にも好まれています。

ただし、燃費性能はハイブリッドモデルに比べると劣ります。カタログ燃費はFFモデルで13.7km/L、4WDモデルでは13.1km/Lとなっており、燃費を最優先に考える方にはやや不利な面もありますが、ターボエンジンのパフォーマンスや価格面での利点が評価される点です。

ハイブリッド車・基本情報

一方で、ステップワゴンのハイブリッド車は「e:HEV」と呼ばれるホンダ独自のハイブリッドシステムを採用しています。主にモーターでの駆動がメインとなり、低速走行ではモーターのみで走ることができるため、非常に静かで燃費効率も高いです。市街地での運転ではバッテリーを多く活用するため、燃費の面で特に優れています。

WLTCモード燃費は20.0km/Lと、ガソリン車に比べて燃費が大幅に向上しているため、長距離運転や普段の通勤など燃費を重視する方には理想的な選択肢です。また、ハイブリッド車はモーターのトルクが強力なため、滑らかな加速感が特徴で、日常の運転をより快適にします。

ただし、ハイブリッドシステムによる価格上昇が大きなネックであり、ガソリン車に比べて初期費用が高いという点も見逃せません。

ガソリン車とハイブリッド車の価格

以下は、ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の価格をまとめた表です。

グレード	駆動方式	価格（税込）
ガソリン車
SPADA	FF	3,466,100円
SPADA	4WD	3,686,100円
AIR	FF	3,169,100円
AIR	4WD	3,411,100円
SPADA PREMIUM LINE	FF	3,682,800円
SPADA PREMIUM LINE	4WD	3,873,100円
ハイブリッド車
eSPADA	FF	3,850,000円
eAIR	FF	3,553,000円
eSPADA PREMIUM LINE	FF	4,066,700円

この表は、ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の価格、燃費、乗車定員をまとめています。ハイブリッド車はガソリン車に比べて価格が高いですが、燃費性能が優れています。ガソリン車は選択肢が広く、特に4WDモデルも提供されています。

ステップワゴンはガソリン車とハイブリッド車どっちがいい？・よくあるQ&A

ガソリン車とハイブリッド車の維持費は？

ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車では、維持費に違いがあります。ここでは、主な維持費の内訳についてガソリン車とハイブリッド車を比較し、それぞれの特徴を説明します。

ｶﾞｿﾘﾝ

ガソリン車とハイブリッド車の最も大きな違いの一つは、ガソリン代です。ガソリン車は燃費がハイブリッド車よりも劣るため、長距離を走行する場合はガソリン代がかさむ傾向にあります。年間のガソリン代は、走行距離や使用状況によって大きく異なりますが、以下の目安を参考にしてください。

• ガソリン車の年間ガソリン代：約36,131円〜120,438円
• ハイブリッド車の年間ガソリン代：約25,255円〜84,184円

ハイブリッド車は燃費が良いため、年間で見てもガソリン代を大幅に節約することができます。走行距離が多い方や、頻繁に遠出する方はハイブリッド車の方が燃料費の面でお得と言えます。

自動車税

自動車税は、車の排気量によって金額が異なります。ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車では、排気量が異なるため税額にも差があります。

• ガソリン車の自動車税：30,500円/年
• ハイブリッド車の自動車税：36,000円/年

ガソリン車の方が自動車税は若干安くなっていますが、差はわずかです。

車検費用

ステップワゴンの車検費用はガソリン車、ハイブリッド車ともに大きな違いはありません。一般的に、2年ごとの車検には法定費用や基本料金が含まれ、総額で約62,250円ほどかかります。

任意保険

任意保険の費用も、ガソリン車とハイブリッド車で大きな差はありません。年齢や免許の等級によって保険料は変動しますが、一般的には年間で約55,000円が目安です。

メンテナンス・消耗品

メンテナンス費用も、車の使用頻度や走行距離によって異なります。消耗品の交換費用は年に約65,000円が目安ですが、こちらも車のタイプによって大きな差はありません。

まとめ

ガソリン車とハイブリッド車の維持費を比較すると、ハイブリッド車の方が燃費が良いため、ガソリン代の節約が期待できます。しかし、初期費用や自動車税はハイブリッド車の方が高くなります。総合的には、走行距離が多い方や長距離移動が多い方はハイブリッド車を選ぶことで、トータルの維持費を抑えることができるでしょう。

ガソリンはレギュラーですか？

ステップワゴンのガソリン車は、レギュラーガソリン仕様です。そのため、ハイオクガソリンを必要とする車に比べて、ガソリン代を抑えることができます。特に、日常的に長距離を走行する方や、頻繁に車を使用する方にとって、レギュラーガソリンで十分に走行性能が発揮できる点は魅力的です。

ハイブリッド車の欠点は？

ステップワゴン・ハイブリッド車は、燃費性能や静粛性に優れていますが、欠点もいくつかあります。以下にその代表的な欠点を挙げて解説します。

車両価格が高い

ハイブリッド車の最大の欠点は、ガソリン車に比べて車両本体価格が高いことです。同じグレードで比較すると、ハイブリッド車はガソリン車より約30万～40万円ほど高くなります。例えば、ステップワゴンのハイブリッドモデルであるeSPADAは、ガソリンモデルのSPADAと比べると約38万円の価格差があります。この初期費用の差が、購入時の大きな負担となる可能性があります。

メンテナンスコストが高い可能性

ハイブリッド車は、ガソリン車に比べて複雑な構造を持っているため、バッテリーや電気系統の部品の交換など、メンテナンス費用が高くなる可能性があります。特にハイブリッドバッテリーの交換は高額で、長期間使用する際にはそのコストを考慮する必要があります。また、ハイブリッドシステムに対応したメンテナンスを行うために、専門の知識や設備が必要となり、修理費用が高くつく場合もあります。

ラゲッジスペースがやや狭い

ハイブリッドシステムやバッテリーを搭載しているため、ラゲッジスペースの一部が犠牲になることがあります。ステップワゴンはもともと広い車内空間が魅力ですが、ハイブリッドモデルではバッテリーや関連機器がスペースを占め、ガソリンモデルと比べて若干ラゲッジスペースが狭く感じられることがあります。特に荷物を多く載せる必要があるユーザーにとっては、この点がデメリットになることがあります。

車両重量の増加

ハイブリッドシステムのバッテリーやモーターを搭載しているため、車両重量がガソリン車に比べて増加します。このため、ガソリン車と比べると加速性能がやや劣る場合や、動きが重たく感じられることもあります。特に急な坂道やフル加速時には、車体の重さがパフォーマンスに影響することがあります。

まとめ

ステップワゴン・ハイブリッド車は、燃費性能や静粛性といった優れた点がある一方で、初期費用やメンテナンスコストの高さ、ラゲッジスペースの狭さ、そして車両重量の増加などの欠点があります。これらを理解した上で、購入を検討する際には、自分の用途や予算に合わせてガソリン車とのバランスを考えることが重要です。

ガソリン車の欠点は？

ステップワゴンのガソリン車は、コストパフォーマンスの良さや走行性能が魅力ですが、いくつかの欠点も存在します。以下にその代表的な欠点を挙げて解説します。

燃費がハイブリッド車に劣る

ガソリン車の最大の欠点は、燃費がハイブリッド車に比べて悪いことです。例えば、ステップワゴンのガソリンモデル（SPADA 2WD）のWLTCモード燃費は13.7km/Lですが、ハイブリッドモデル（eSPADA）は19.6km/Lです。日常的に長距離を走行する場合や、燃料費を抑えたい場合には、ハイブリッド車の方がランニングコストが低く抑えられます。ガソリン代の差が積み重なると、長期的には維持費に影響を与える可能性が大きいです。

環境性能が劣る

ガソリン車は、排出ガスやCO2の排出量がハイブリッド車に比べて多いため、環境に対する負荷が大きいです。近年では、環境意識の高まりに伴い、ハイブリッド車や電気自動車の普及が進んでいます。そのため、環境への配慮や燃費性能を重視するドライバーにとっては、ガソリン車の排気量や排出ガスがデメリットと感じられることがあります。

車両の静粛性がやや劣る

ガソリン車は、エンジンを使用して走行するため、走行中のエンジン音や振動がハイブリッド車に比べて大きいです。特に、低速走行時やアイドリング時にハイブリッド車のモーター駆動の静かさと比べると、ガソリン車は音や振動が目立つことがあります。車内の静粛性や快適なドライブを重視するユーザーにとっては、この点がデメリットになる可能性があります。

減速時のエネルギー回収がない

ハイブリッド車には、減速時にエネルギーを回収してバッテリーに充電する「回生ブレーキ」システムが搭載されていますが、ガソリン車にはこのシステムがありません。そのため、減速時のエネルギー回収ができず、燃費効率の面ではハイブリッド車に劣ります。都市部のようにストップ＆ゴーが多い環境では、この差が顕著に表れることがあります。

リセールバリューが低い可能性

ガソリン車は、将来的にリセールバリュー（下取り価格）がハイブリッド車よりも低くなる可能性があります。近年、燃費性能や環境性能が重視される傾向にあり、中古車市場でもハイブリッド車の人気が高まっています。これに伴い、ガソリン車は将来的に価値が下がるリスクがあり、買い替え時にハイブリッド車よりも不利になる場合があります。

まとめ

ステップワゴンのガソリン車は、初期購入価格や走行性能では優れていますが、燃費や環境性能、静粛性などの面でハイブリッド車に劣る部分があります。また、長期的なリセールバリューの低下や回生エネルギーの欠如も考慮する必要があります。これらの欠点を理解した上で、自分のライフスタイルや予算に合った選択をすることが大切です。まとめ

ステップワゴンのハイブリッドとガソリンの燃費差

以下は、ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の燃費を比較した簡単な形式の表です。

グレード	駆動方式	WLTCモード燃費 (km/L)
eSPADA（ハイブリッド）	FF	19.6
eAIR（ハイブリッド）	FF	20.0
eSPADA PREMIUM LINE（ハイブリッド）	FF	19.5
SPADA（ガソリン）	FF	13.7
SPADA（ガソリン）	4WD	13.1
AIR（ガソリンン）	FF	13.9
AIR（ガソリン）	4WD	13.3
SPADA PREMIUM LINE（ガソリン）	FF	13.2
SPADA PREMIUM LINE（ガソリン）	4WD	13.1

この表は、ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の燃費を比較したものです。ハイブリッド車の方が燃費が優れていることがわかります。

ステップワゴンはガソリン車とハイブリッド車どっちがいい？・まとめ